LAN 経由でシンクロ

ノート PC に coLinux を入れて TAP で接続するようにしたため、ノート PC が DHCP の環境ではなくなりました。それを機に、以前から気になっていた LAN 経由でのシンクロを設定してみました。

方法としては、

  1. Windwos 側の NIC に 192.168.129.1 を追加で割り振る
  2. ザウルス側の NIC に 192.168.129.201 を追加で割り振る

という至極簡単なものです。まず Windows 側で、該当する接続のプロパティから 【インターネット プロトコル (TCP/IP)】 → 【詳細設定(V)】 → 【IPアドレス(R)】 の 【追加(A)】 で、192.168.129.1 を追加します。僕の場合は、ローカルエリア接続と TAP-Win32 をブリッジ接続しているので、ネットワーク・ブリッジに対して上記の設定を行ないました。

次に、ザウルス側で以下のコマンドを実行します。

$ sudo ifconfig eth0 add 192.168.129.201

以上で設定は完了です。ザウルス側は、NIC の取り付けのたびに毎回入力するのが面倒なので、/etc/pcmcia/network の該当部分に以下の記述を追加しました。

[bash]
start_fn $DEVICE
/etc/rc.d/init.d/samba start
ifconfig eth0 add 192.168.129.201 ←(追加)
;;
[/bash]

で、ここからがハマりました。ザウルス側からシンクロさせようとしても、Windows 側は無反応。ザウルス側では 「通信が中断されました」 とエラーが表示されるばかり…。ping を双方から打って確認してみたり、ブリッジを外してみたり、IP アドレスを変更してみたり、ザウルス側を固定 IP アドレスにしてみたり…と試行錯誤してみましたが、全然ダメ。

ふと、「Windows 側からシンクロを起動できなかったっけ?」 と思い立ち、試してみたら見事成功。盲点でした…。ということで、以後はシンクロ開始用のショートカット(【Sharp Zaurus 2】 → 【Intellisync for Zaurus】 → 【シンクロナイズ開始】)にショートカット・キーを設定して、シンクロを開始させるようにしました。

LAN 経由でのシンクロは思っていた以上に快適です。

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