スペシャルカーネルで有効となる CCCR (動作周波数) および VCORE (コア電圧) の値を設定するためのアプレットです。標準のバッテリー・メーターを置き換え、バッテリー残量に応じた CCCR, VCORE 値に自動的に変更してくれます。スペシャルカーネルを導入したのであれば、必須とも言えるソフトウェアだと思います。以下のパッケージをインストールします。
- 本体 : batteryplus_1.1.6_arm.ipk (@"ぴろのぺーじ")
インストール後、以下の内容で /home/zaurus/Setting/BatteryPlus.conf を作成します。
Battery_Mode High Mode, 162, , , STD Low Mode, 161, , , AC Mode, 162, , -1, Battery Full, 162, , 100, Battery low, 161, , 50,
それぞれのカラムの意味は、「表示名」「CCCR 値」 「VCORE 値」 「バッテリー残量」 「ブート時の標準」 です。
「CCCR 値」 は 16進数で指定します。SL-C860 の場合、
遅い ← | 241 < 161 < 242 < 162 | → 速い |
---|
となります。
「VCORE 値」 は、SL-C860 の場合 VCORE の設定はありませんので、空白となっています。
「バッテリー残量」 は、指定のバッテリー残量になった場合に、当該行の設定が使われます。50% になった時点で CCCR を下げるようにしています。 「バッテリー残量」 を -1 にすると、AC アダプタ使用時に当該行の設定が使われます。
「ブート時の標準」 に、"STD" と指定した行の設定が、起動時に使われます。
インストールすると、タスクトレイのバッテリーのアイコンが置き換わっています。それをタップすることで、上記の設定を選択するメニューが表示されます。ただし、自動的に CCCR 値を変更してくれるのでタップすることはほとんどありません。
(余談)
ZPlayer の設定項目の中に、BatteryPlus と連携するオプションがあります。ビデオ再生時に強制的に "High Mode" になるように設定しました。