ブルースクリーンエラーが発生して再起動を繰り返す PC が持ち込まれました。ソニーの VAIO VGC-LA51B です。
セーフモードでは起動するのが不幸中の幸い。早速セーフモードで起動して、【システムのプロパティ】 → 【詳細設定】 → 【起動と回復】 → 【システムエラー】 の 【自動的に再起動する】 のチェックを外します。
確認できた症状としては、
- 通常起動させると、ブルースクリーン 「C0000218 Unknown Hard Error」 が発生。
- セーフモードで起動し、chkdsk /f を実施すると(chkdsk の結果は大したことない)、その後一度だけ通常起動でも正常に起動するが、再起動するとブルースクリーン 「C0000218 Unknown Hard Error」 が発生。
- HDD のセクタエラーは無し。念のため HDD Regenerator を実行するも異常なし。
という感じ。一般的には、「C0000218 Unknown Hard Error」 は、ハードウェア障害も絡んでいる「キッついエラー」です。
でも今回の場合はちょっと様子が違います。通常起動時のサービスかスタートアップが何か悪さをしている感じなので、まずは主要サービスおよび主要スタートアップ以外を無効にして通常起動させてみるとあっさりと起動。よしよし、直せそう…。あとは一つずつ有効にして原因を突き止めます。一つにつき都合 2回の再起動が必要。時間も手間も掛かる地道な作業です。結果、…サービスもスタートアップも全部元に戻したのに正常起動。あれ?なんでだぁ?
でも、ところどころおかしい…。何回か再起動しては動かしてを繰り返していると、「ユーザープロファイルを読み込めませんでしたが~」 というエラーや、「Value creation failed at line XXX (XXX の部分は数字で可変)」 というエラー、ユーザーの簡易切り替えが出来ないなどの不具合が発生。これって例のアレ?アレだよね?現状インストールされてるセキュリティ対策ソフトは 「ウィルスセキュリティゼロ」 だけど、以前、アレ使ってましたよね?
ということで C:\Program Files\Common files\ を見てみると…ありました! Symantec Shared フォルダ! ついでにタスクマネージャーでプロセスを調べてみると、やっぱりありましたシマンテック関連のプロセス。「プログラムの追加と削除」からは綺麗さっぱり消えているのに、ゾンビのように残っていました。
ということで、シマンテックのサイトから、シマンテック(Norton)関連ソフトウェアの削除ツール Norton Removal Tools をダウンロードしてきて実行。セーフモードでしか実行できないというオマケ付き。ツール実行後、信用ならないので削除できていることを目視確認…おいおい、symlcsvc.exe とかまだ残ってるやん! ということで手動で削除。本当に信用ならない…。
その後、念のため再度 chkdsk /f を実行して、再起動。見事に不具合解消です。
しかし、クソがッ!という悪態も口を衝いて出ますよ…ノートンさん。セキュリティ対策ソフトウェアは、多かれ少なかれシステムに不具合をもたらすのですが、さすがノートンさんはハンパないっす。