今後、CentOS での開発が増えそうなので、Debian から CentOS 4.4 に乗り換えてみました。
目次
インストール
『coLinux 用 インストーラ』 にある 『coLinux 0.6.4 対応 QEMU版 Version 2006-10-05』 を使ってインストール。 これが遅い。止まっているみたいに遅い。めちゃくちゃ時間がかかります。僕の環境では 3時間ぐらいかかりました。Base のみインストールされるということなので QEMU 版を使いましたが、次はインストーラを使わずにやってみたいと思います。
インストール後、default.colinux.xml を適当に書き換えて起動。
設定
起動後、コンソールを使って root でログイン。パスワードの設定とユーザー foo の追加。sudo は最初から入っていたので visudo で foo に対して権限の設定。
次にネットワークの設定。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 が無いので以下の内容で作成。
DEVICE=eth0 ONBOOT=yes BOOTPROTO=static IPADDR=192.168.1.21 NETMASK=255.255.255.0 GATEWAY=192.168.1.254 NETWORK=192.168.1.0 HOSTNAME=colinux
/etc/resolv.conf を編集。
nameserver 192.168.1.254 search colinux
/etc/hosts を編集。
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 192.168.1.21 colinux
/etc/fstab に以下の行を追加して swap を有効化。
/dev/cobd1 none swap sw 0 0
で、再起動。このへんは 『coLinux のインストールと初期設定』 も参照。
sshd が最初から入っているので、この段階で SSH2 によるパスワード・ログインが可能。以降、Poderosa でアクセスして foo でログインして作業。
yum の設定。以下のコマンドを実行。
$ sudo rpm --import http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-CentOS-4
yum が使えるようになったところで、update を実行。
$ sudo yum -y update
デフォルトの言語が日本語になっているので変更。/etc/sysconfig/i18n を以下のように変更。
#LANG="ja_JP.UTF-8" LANG="en_US.UTF-8" SUPPORTED="ja_JP.UTF-8:ja_JP:ja:en_US.UTF-8:en_US:en" SYSFONT="latarcyrheb-sun16"
起動時にエラーがぽろぽろと出ているので不要なデーモンを起動しないように変更。
まずは “setting default font (latarcyrheb-sun16): putfont: PIO_FONT: Function not implemented” のエラー。/bin/setfont をリネーム。
$ su # mv /bin/setfont /bin/setfont.old
以下の内容で /bin/setfont を作成し、実行属性を付与。
[shell]
#!/bin/bash
if ! uname -r | grep -q -e "-co-"
then
/bin/setfont.old $@
fi
[/shell]
次に hwclock のエラー。/etc/rc.d/rc.sysinit の当該箇所を以下のように変更。
[shell]
if ! uname -r | grep -q -e "-co-"
then
/sbin/hwclock $CLOCKFLAGS
fi
[/shell]
/etc/rc.d/init.d/halt の当該箇所を以下のように変更。
[shell]
if ! uname -r | grep -q -e "-co-"
then
runcmd $"Syncing hardware clock to system time" /sbin/hwclock $CLOCKFLAGS
fi
[/shell]
エラーは出てないですが raidautorun も必要無いので /etc/rc.d/rc.sysinit の当該箇所をコメントアウト。
[shell]
#echo "raidautorun /dev/md0" | nash –quiet
[/shell]
irqbalance と smartd でもエラーが表示されています。irqbalance は 2CPU 以上でないと関係なさそうなので無効に、smartd も必要無さそうなので同じく無効にします。まずは chkconfig で run level の確認。
# /sbin/chkconfig --list irqbalance irqbalance 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off # /sbin/chkconfig --list smartd smartd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
/etc/inittab で確認すると、デフォルトの run level は 3 なので、irqbalance、smartd ともに run level 3 での起動をオフに。
run level については、以下を参照。
yum のレポジトリに RPMforge と ATrpms を追加。以下を参照。
以上でとりあえず完了。ディスク・イメージをバックアップしておきます。