起動してしばらくすると PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (snp2uvc.sys) のブルースクリーン(BSOD)で再起動してしまう富士通製のノート PC が持ち込まれました。LIFEBOOK AH42/G で、Windows 7 から Windows 10 にアップグレードされている PC です。
まずは Acronis True Image で HDD を丸ごとバックアップ。バックアップを取っておけば思い切って作業できる、という利点に加え、HDD が正常かどうかも(完全ではないながらも)ついでにチェックできます。
次にトラブルを再現。確かに起動して数分で BSOD が表示されます。数回繰り返しても同じ。とりわけ、Windows Update を実行した際にすぐに落ちます。
ということで、まずは PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA, snp2uvc.sys と Windows 10 というキーワードで Google 検索。結構事例は多そう。中でも関係していそうなのは以下の通り。
- BSOD PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (snp2uvc.sys) – Microsoft Community
- Windows Updateの更新プログラムに、すでにアンインストールされ… – Yahoo!知恵袋
上記 2つから
- snp2uvc.sys は富士通製 PC の Web カメラ(この言い方違和感あるなー)のドライバー FJ Camera の構成ファイル
- FJ Camera は台湾 SONIX 製。
ということが判りました。
次に snp2uvc.sys をチェックしてみます。隠しファイルを表示&システムファイルを表示する設定に変更して、C:\Windows 以下から snp2uvc.sys を検索し、プロパティを確認します。
バージョンは 6.0.1224.4 でした。とりあえずこれより新しい Windows 10 対応のドライバを探します。
※ここからはもろもろのソフトウェアライセンス的にはグレーなので自己責任でお願いします。
SONIX, driver, と Windows 10 というキーワードで Google 検索すると某社の某機種のカメラドライバのダウンロードページが表示されますので、ダウンロードして解凍します。解凍後のフォルダ内にある snp2uvc.sys を検索し、プロパティを確認します。
バージョンは 6.0.1324.22 でした。前述のものより新しいので、デバイスマネージャーからこのドライバをインストールします。
インストールするとこんな感じ。元々は『FJ Camera』というデバイス名だったのが『Integrated Camera』に変わりました。
更新後、とりあえず動作確認。つけっぱなしにして BSOD にならないことを確認。Windows Update も正常動作。大丈夫そうです。
この機種はメーカーが Windows 10 対応を謳っていませんので、自力で解決する必要がありました。Windows 10 へのアップグレードが半強制な状況でこの状態になったら、正直ユーザーはたまらんなぁ、と感じました。