デフォルトのまま使っていた Samba ですが、外に持ち出すにはセキュリティ面で問題がありそうなので設定してみました。
/home/root/usr/lib/samba/smb.conf の該当部分を以下のように編集します。まずはワークグループ名を変更します。
workgroup = WORKGROUP_NAME
WORKGROUP_NAME は任意です。次にアクセスを許可する IP アドレスを指定し、USB および NIC からのアクセスのみ許可します。
hosts allow = 192.168.1. 192.168.129. 127.0.0.1 (*** 中略 ***) interfaces = usb0 eth0 bind interfaces only = yes
この時点では、Windows からパスワード無しでザウルスの Samba にアクセスが可能です。パスワードを設定しセキュリティを高めるために smbpasswd を使ってパスワードを設定します。以下のパッケージをインストールします。
- 本体 : smbpasswd_0.1-1_arm.ipk (@”Zaurus Index“)
インストールしたらターミナルを起動して、以下のコマンドを実行します。
$ su # smbpasswd -a zaurus
パスワードを 2回聞かれますので適当に入力すると、zaurus という Samba ユーザーが作成されます。あとは Windows とザウルスの両方を再起動。ザウルスの home 以下にアクセスする際にパスワードを聞かれるようになりますので、先ほどのパスワードを入力します。
ついでに NIC で接続した際に自動的に Samba が起動するように設定します。/etc/pcmcia/network の該当部分を以下のように変更します。
[shell]
start_fn $DEVICE
/etc/rc.d/init.d/samba start
;;
(*** 中略 ***)
stop_fn $DEVICE
/etc/rc.d/init.d/samba stop
;;
(*** 中略 ***)
#’suspend’|’resume’)
# ;;
‘suspend’)
/etc/rc.d/init.d/samba stop
;;
‘resume’)
/etc/rc.d/init.d/samba start
;;
[/shell]
タスクバーのアイコンからネットワークの接続・切断をした際に、自動的に Samba が起動・停止するようになります。
(補足)
SL-C3000 の場合は、以下の smbpasswd を使います。