coLinux で LAMP 環境を構築するための必要最小限の作業についてまとめています。
目次
前提
- PHP のソースコードの編集など開発作業は Windows 上の Cygwin + Meadow で行なう。
- Windows 上の D:\home\bar\htdocs\ を cofs を使って /home/foo/htdocs/ にマウントし、Apache の DocumentRoot とする。
- coLinux のホスト名は colinux とする。
- sshd, sudo をインストール済み。
- coLinux などのバージョンは以下の通り。
- coLinux 0.6.4, Debian 3.0, Apache 1.3.33, MySQL 4.0.24, PHP 4.3.10-18
パッケージのダウンロードとインストール
Apache, MySQL, PHP4 は普通に apt-get でインストールします。
% sudo apt-get install apache
suExec は No で構成します。ここで Windows 側から http://colinux にアクセスして “Placeholder page” の表示を確認しておきます。
% sudo apt-get install mysql-server
途中 Exim4 の設定について聞かれますが、全部デフォルト(”Split configuration into small files?” は No、”local delivery only”、など) でインストールします。
% sudo apt-get install php4 % sudo apt-get install php4-pear % sudo apt-get install php4-mysql
Apache の設定
設定ファイル /etc/apache/httpd.conf を編集します。
(DocumentRoot の変更、 ファイル・リストの無効化)
(*** 省略 ***) #DocumentRoot /var/www DocumentRoot /home/foo/htdocs (*** 中略 ***) #<Directory /var/www/> <Directory /home/foo/htdocs/> (*** 中略 ***) Options -Indexes Includes FollowSymLinks MultiViews (*** 中略 ***) <Directory /home/*/public_html> AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Options MultiViews -Indexes SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec
(PHP4 の有効化)
# # And for PHP 4.x, use: # AddType application/x-httpd-php .php AddType application/x-httpd-php-source .phps
編集が終わったら以下のコマンドを実行して設定の変更を反映させます。
$ sudo /etc/init.d/apache reload
phpinfo.php などを表示させて、動作を確認します。
PHP4 の設定
設定ファイルは /etc/php4/apache/php.ini です。
デフォルトで mysql.so が有効になっていますし、特に設定する項目はありません。開発するシステムに合わせて適時変更していきます。
MySQL の設定
設定ファイル /etc/mysql/my.cnf の bind-address をコメント・アウトし、localhost 以外からでも接続できるように設定します。
以下のコマンドを実行し、ユーザーを設定します。
$ sudo mysql -u root mysql>SET PASSWORD FOR root=PASSWORD('string_for_password'); mysql>exit; $ sudo mysql -u root -p mysql>GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO root@"%" ->IDENTIFIED BY 'string_for_password' WITH GRANT OPTION;
root はどのホストからでも接続可の設定とします。string_for_password は任意の文字列です。