ログオン時に 『問題が発生したため、このコンピューターのライセンスを正しく確認することができません。エラーコード 0x800700C1』 となってログオフしてしまうという症状の Windows XP 機が持ち込まれました。
まずは Acronis True Image で HDD を丸ごとバックアップ。セクタエラーがある場合も読み飛ばして処理を続行してくれるので重宝してます。今回は幸いにもセクタエラー無し。
バックアップが終わったら、セーフモードで起動してみます。起動はするしログオンもできるけど、browserui.dll が壊れていると表示されてエクスプローラーが起動せず。適当な Windows XP 機から当該ファイルをコピーして上書きしたらエクスプローラーは起動するようになりました。もうこの時点で、Windows の重要なファイルが他にも壊れていても不思議じゃない状態、ということです。
次に『セーフモードとネットワーク』で起動してみたら、ログオンで 0x800700C1 エラー。どうも Windows のライセンス認証でエラーが発生している…のかな?
続いて、システムの復元を試してみたのですが、症状は変わらず。かなり前に戻してみても同様。仕方ないのでセーフモードで起動して対処することにしました。
Windows ライセンス認証エラーの定番の対処法というと、
- %WINDIR%\System32\oembios.* をインストール CD からリストア
- regsvr32 で regwizc.dll と licdll.dll を再登録
って感じなんですが、どちらも効果なし。うーん困った。ごにょごにょとプロダクトキーを抜き出して、リカバリをお勧めしようか、と思ったのですが、ダメ元で修復インストールでもしてみるか、と思い立ってやってみました。
『修復インストール』 は、以下のような手順で。
これ、以前やったときに、インストール済みソフトウェアが全部使えなくなったことがあったので避けていたのですが…これが見事に大成功!無事、ログオンできるようになり、ユーザーアカウント情報もデータもソフトウェアも使える状態で復旧できました。
今後は修復インストールも試してみたほうがいいなぁ、と考え直すことができた一件でした。
ただ、いろいろ試行錯誤できるのも、Acronis True Image で HDD の丸ごとバックアップを取得できているという安心感があるからこそ。今回も何度か HDD の書き戻しをしてあーだこーだと試行しました。この手の作業をする時には必須のソフトウェアです。