住基カード+電子証明書があれば、オンラインで確定申告の手続きができる e-Tax (国税電子申告・納税システム)。便利は便利なのですが、利用時のトラブルもあるようで…。
e-Tax が上手く動かなくて困っているお客様のところに出張。e-Tax で住基カードを使って認証する画面で、「ICカードを認識できませんでした。設定等を確認の上、再度処理してください。(HJS0407E)」 というエラーが発生して先に進めません。
このエラーについて、国税局の FAQ には以下のように書かれています。
Q エラーコード【HJS0407E】が表示された。
A 公的個人認証サービスに基づく電子証明書が格納されたICカード(住基カード)を認識できない場合に表示されます。
このエラーの原因は、次のものが考えられます。
1 公的個人認証利用者クライアントソフトがインストールされていない。
2 公的個人認証利用者クライアントソフトにおいて、使用するICカードリーダライタの設定を行っていない。
3 ICカードリーダライタが接続されていない。
4 ICカードが正しく挿入されていない。などが考えられます。
公的個人認証利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)を起動し、「自分の証明書」をクリックして正しく表示されるか確認してください。
確認してみると、お使いのカードリーダー NTT-ME SCR3310-NTTCom のドライバは正常にインストールされており JPKI 利用者ソフトでの動作確認も問題なし(電子証明書は正常に表示される)。ドライバや JPKI 利用者ソフトを再インストールしてみたり、IE の設定を変更してみたりと、あれこれしてみたけど駄目。諦めかけたのですが、e-Tax の事前準備セットアップで行なわれる処理が怪しいかも、と思ったので、ルート証明書のインストーラーを手動でダウンロードしてインストールみたら…動きました! FAQ の内容、関係無いし…。
同じ問題で困っている方はルート証明書の手動インストールを試してみてください。