ThinkPad X1 Carbon (2012) のキーボードを交換した

やってしまいましたよ… X1 Carbon のキーボードにお茶を飲ませてしまい、その直後からドリフト現象が止まらない…。

おまけにセンターボタンの動作が怪しい、左ボタンをクリックすると右ボタンの動作をしてしまう、右ボタンが効かない…などなどとてもじゃないけどまともに使えない状態。

「TrackPoint の左ボタンも随分テカってきてるし交換するにはいい機会!」と前向きに考えることにしました。

目次

交換用キーボード 04Y0817 を調達

とりあえずいつものパターンで FRU 番号を調べます…が、ThinkPad X1 Carbon ハードウェア保守マニュアルには『キーボード・ベゼル・アセンブリー(タッチ・パッド付き)』の記述はあるものの FRU 番号は載っていません。

仕方ないので Google で検索。ThinkPad X1 Carbon 2012 の機種番号 3443 で調べてみると、どうやら FRU 番号は 04Y0817 の模様。

ただ、キーボード単体のものと、パームレストも一体のアセンブリーと、2種類ある感じ。キーボード単体を交換すれば 20th Anniversary Edition のロゴを残せるんだけど、そこまでやるのは面倒なので今回はアセンブリーを購入することに。

ヤフオクで安くて納期が短い新品の出品を落札しました。7,980円なり。

Amazon.co.jp でも売ってました。

入金から 4日ほどで到着。

予想通り中国から届きました。早速交換です。

元あるパーツをアセンブリーに移植

送られてきたアセンブリーには、指紋認証ユニットや電源スイッチユニットなどが付属していません。

M/B に接続するフラットケーブルなども無し。

これらは既存のパーツを移植します。

分解前にバッテリーからの給電を切ります。AC アダプターを抜いてから BIOS を起動して、【Config】→【Power】→【Disable Built-in Battery】 で 【Yes】 を選択すると電源が切れます。

AC アダプターを挿すと再度バッテリーからの給電が有効になります。

既存のキーボード・アセンブリーを取り外します。本体底面のネジ 7か所を外せば簡単に外れます。が、M/B とフラットケーブルで接続されてるので慎重に。この M/B と接続しているフラットケーブルは押し込み式のコネクタになっているので、Blackstick などで上方にコジれば簡単に外れます。

コネクタの場所は赤丸部分。

赤で囲んだ部分のフラットケーブルを外します。上 3箇所は跳ね上げ式のコネクタ、下 1箇所はスライド式のコネクタです。

上 3箇所のフラットケーブルを外したところ。さらにネジを 3本外します。

電源ボタンユニットが外れました。

下 1箇所のコネクタをスライドさせたところ。コネクタの黒い部品を矢印の方向にスライドさせてからフラットケーブルを引き抜きます。

フラットケーブルがキーボードに貼り付けられているので、慎重に剥がします。指紋認証ユニットを固定しているネジを 2本外します。

指紋認証ユニットおよびトラックパッド接続用フラットケーブルが外れました。

あとは取り外した電源ボタンユニット、指紋認証ユニット、トラックパッド接続用フラットケーブルを新しいキーボード・アセンブリーに取り付ければOK。各フラットケーブルの長さが若干余りぎみだったりしますが気にしない

仮組みして動作確認。

動作に問題がなければ本体底面のネジを取り付けて完了です。

20th Anniversary Edition のロゴがなくなったのが悲しいですが、まぁ、ええやろ。

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