「予算を抑えて欲しい。でもそこそこ速い PC にして欲しい。」とのお客さんからのご要望で、中古の ThinkPad L540 をセットアップしました。
もう今やそこそこの CPU で HDD の PC より、Celeron DC や Pentium DC で SSD の PC のほうが遥かに快適に使えます。
目次
中古の ThinkPad L540 をヤフオクで購入
中古 PC を扱っているお店から買っても良いのですが、今回はヤフオクで購入してみました。とりあえず条件としては
- 即決価格あり
- Windows 10 にアップグレード済み(認証済み)
- Office の Home and Business 付属(2013 以降ならバージョンは問わず)
- メモリ 4GB 以上
という感じ。状態が良さげ(完動・割れなし・大きなキズなし)なものがあったので即落札。CPU は第4世代 Core i5 だったのでラッキー。
入手した中古の ThinkPad L540 の状態
落札後 2日で到着。思った以上に状態は良好です。
ゴム足も全部あり、バッテリーもそこそこ使える感じ。
キーボードは新品に交換するかどうか考え込んでしまうぐらいそこそこ良い状態。てっかてかで文字が剥げてたりしたら即交換なんだけど…。まぁ、もうちょっと考えよう。
SSD に換装
今回は SSD に換装するために PC 本体は中古にして予算を浮かせました。
E540 には空き M.2 スロットがあったのでシステムドライブを M.2 の SSD にしていましたが、L540 は M.2 スロットが埋まっているのでこの方法は使えません。が、今や 500GB 超でもお手頃価格なので 2.5インチ HDD をリプレイスします。
今回は以下をチョイス。
注文翌日には到着。早い。
早速換装。L540 は HDD のマウンタがプラスチックでネジ無しなので交換がめっちゃ簡単。
Windows 10 Pro をクリーンインストール
この際なので Windows 10 Pro 64bit 版をクリーンインストールします。
プロダクトキーなしでインストール。既に Windows 10 にアップグレード済みだったのでライセンス認証は問題なし。
マウスはいつものやつ。
付属の Microsoft Office は Office Premium で、プロダクトキーとしては 2013 のもののようです。再インストール用のプロダクトキーが付属してきたので問題なくインストール → 認証まで完了。
最後にお決まりの Acronis True Image で SSD を丸ごとバックアップして RAID NAS に保管しておしまい。
このバックアップが数年後に役に立つ訳です。
余談: カメラを後付けするには
L540 はカメラ付いてないモデルのほうが多く出回ってる感じ。今回のもカメラが付いていないモデルでした。後付けしたい場合もあるので調査。
まずはハードウェア保守マニュアルを確認。
参考 ハードウェア保守マニュアル ThinkPad L440 および L540
カメラはマイクとのコンボ・カードになってます。コンボカードを接続するためのケーブルは LED も含めたケーブル・アセンブリーです。
部品の目途が付いたら FRU 番号を検索します。
上記サイトで
- モデル番号 L540 で検索
- シリアル番号で検索
両方の検索結果を比較して必要部品を探します。
カメラのコンボ・カードの FRU 番号は
- 04X4839 FRU HD720p camera w/MICs(Bison)
- 04Y1249 FRU,720p,HD,camera,w/MIC-LTN
- 04Y1247 FRU,720p,HD,camera,w/MIC-CCY
- 04Y1248 FRU,720p,HD,camera,w/MIC-BIS
この辺でしょうか。04X4839 がその他の FRU の代替品のようです。
ケーブル・アセンブリーはシリアル番号で検索しても一覧にはなかったので、多分この個体には入っていない模様。FRU 番号は
- 04X4882 FRU LED cable Slim
- 04X4885 FRU LED cable wedge
この辺。この個体はシリアル番号検索結果からスリムタイプの LCD ではないようなので、04X4885 のほうかな。