キーボードを交換したことだし、ヘタりぎみのバッテリーも交換してもうちょっと使うかなー、ということで ThinkPad X1 Carbon (2012) のバッテリーを交換したんですが何かとアレな感じでした。
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交換用バッテリー 45N1071 を調達
とりあえずいつものパターンで FRU 番号を調べます…が、ThinkPad X1 Carbon ハードウェア保守マニュアルには『バッテリー・パック』の記述はあるものの FRU 番号は載っていません(再び)。
仕方ないので Google で検索(再び)。ThinkPad X1 Carbon 2012 の機種番号 3443 で調べてみると、どうやら FRU 番号は 45N1071 の模様。
ほんでもって純正品の入手は困難だろうしバカ高いはずだし互換品でええやろ、ということで、Amazon.co.jp で検索してマケプレで購入。
注文して 10日ほどで到着。予想通りの中国からでした。
梱包状態が…嫌な予感しかしない
で、早速開梱してみてびっくりしたことが 2つ…。
- 梱包を剥がすと更に梱包してあって見ず知らずの人の住所氏名が書いてある。
- 箱がぼこぼこすぎ。
- 案の定、一部プラスチック部が壊れている。
どちら様ですか?という感じで他人の住所氏名(日本人)がバッチリと。もしかして何らかの理由で返品されたヤツを使いまわして送って来てる感じ?
純正品と違ってテカテカ。
ネジ穴が破損。ま、正常動作さえしてくれれば別にええけど…。
嫌な予感が的中
嫌な予感がしつつも分解して交換。分解・交換は簡単。キーボード交換の時と同様、底面のネジ 7本を外してキーボード・アセンブリーを取り外します。
中央の電源コネクターを外す、左のフラットケーブルを外す、右のオーディオケーブルを外す(バッテリーに引っ掛けてあるので外してから)、左上のヒートパイプ下のネジを 1本外す。ビフォー。
アフター。
送られてきたバッテリーを取り付けて、電源 ON …とりあえず起動はOK。バッテリーは半分ぐらい充電済み…あれ?なんかおかしない?これ…。
充電されない & バッテリーから給電されない。
元のバッテリーに戻したらもちろん充電&給電に問題なし。ということでバッテリーの不良ですな…ま、しゃーないね、そうね、こういうこともあるよね。ランボー怒りのマケプレ保証申請ですわ。
Amazon マケプレ保証を申請しようとしたら…
Amazon マーケットプレイス保証を申請しようとしたら「とりあえず出品者と連絡をとってネ!出品者から連絡がなければ保証申請できるヨ!」とのことなので、
- 充電されないし、バッテリーから給電もされない。
- 一部破損してるけどそれは別に気にしてない。動作しないのが問題。
- 他人の住所氏名が記載されていたけど自分とこ大丈夫?
という内容で出品者に高速クレーム連絡。連絡は Amazon 内の『出品者に連絡する』ボタンから行うと、送信した写しが Amazon.co.jp にも送信されるそうなので、まぁ、いろいろと抑止効果もあるんだろうと思いました。
翌日には出品者から返信あり。交換(追加納品)ということで話が付いて、即発送→交換品のトラッキング番号も送ってきたんだけども…
2日経ってもトラッキングできず!
仕方ないのでさらにクレーム連絡。「2日経ってもトラッキングできませんが発送しましたか?」とクレーム連絡を入れたらその日にトラッキングできるようになりました。不思議だなー(棒読み)。
交換品が到着
トラッキングできるようになってから 11日でようやく交換品が到着。
交換品でも梱包は同一クオリティ。箱はぼこぼこ。
今回は中身は無事でした。今回はテカテカじゃなくてより純正品に近い感じ。
純正品との違いはあまりなく完コピに近い
ちなみに純正品と互換品の違いを少々。まずは純正品。14.8V で 46Wh。
PSE マークあり。日本語フォント違和感なし。
今回の互換品。写真には写ってないけどこちらも PSE マークあり。14.8V で 46Wh も同じ。
日本語フォントが若干違和感があるぐらいで、完コピに近いのではなかろうか。
今回入手した互換品と、純正品との大きな違いはオーディオケーブルの留め具部分。純正品はある程度の隙間がある。
互換品はほぼ隙間なし。どんなケーブルを通せっちゅーねん。
ということで、ここに留め具部分があるじゃろ。これを…
こうじゃ(カッターで切断)。
これでようやく取り付けできます。
取り付けて動作確認
取り付けは無事完了。
早速動作確認…充電も給電も問題なしで一安心。念のため『Yuryu’s Battery Information』で確認。
交換前は 31330mWh / 46030mWh だったので設計容量の 7割を切っていました。
交換後は 47360 mWh / 47210 mWh となり、設計容量より現在容量のほうが大きいという状態で、更には純正品より容量が大きくなりました。セルは純正と同じく SMP 製だし、まぁ大丈夫でしょう(願望)。
ということで最終的には満足。あとは爆発しないことを祈るのみ(冗談)。
あ、最後のオチとして、
BIOS の【Config】→【Power】→【Disable Built-in Battery】が効かなくなった。