ザウルスには標準で「イメージノート」というペイント・ソフトウェアが搭載されていますが、大きい画像が扱えなかったり、ペイント機能が貧弱で、良くも悪くも標準品です。代替品を探してみたところ、qpPhoto というペイント/レタッチ・ソフトウェアがありました。以下のアーカイブをダウンロードし、解凍して得られるパッケージをインストールします。
上記の 1.0.3 は、"modified for C3x00" だそうです。作者の Edgar Hindemith さんのサイトには、1.0.2 までしか置いていませんでした。
試しに 1280×960 の JPEG を 640×480 にリサイズしてちょっとペイントしてみました。
リサイズはほんの一瞬(2~3秒)で完了。動作は軽快だと思います。機能はそれなりに揃っていて、矢印を描いたりテキストを描いたり(日本語可)できます。写真に説明書き入れたりなど簡単にできそうです。他にも、明度調整、フィルタ(ブラー、シャープ化、エンボス)、上下左右反転や回転があり、出先でちょろっと加工するぐらいなら十分使えそうです。
敢えて難点を挙げるとすると、
- 起動時に本体および SD カードにある画像を全て検索するので起動が遅い
- ファイルを開く際の選択画面で、ディレクトリ選択が出来ず、全画像の一覧から選択しなければならない
- サムネイル表示機能が無い
- 編集中にファイルを開くと、編集中のファイルが勝手に保存される
- 拡大・縮小がパーセント指定でできない
といったところです。運用でカバーできる範囲だと思います。